CMSには多くの種類があるわけですが、最もわかりやすいカテゴリー分けとしてはオープンソースか商用かというものです。オープンソースというのはライセンス費用が掛からない製品で、基本的にサポートというものは無いわけですが、少々になるとライセンス費用が掛かりますが、メーカーや販売会社によるサポートを受けることはできます。構築するWebサイトの特性によってオープンソースがいいのか商用がいいのかというのが決まってきます。
オープンソースはライセンス費用が掛からない
コストという面においては商用に比べたかからないのは間違いないです。ライセンス費用が掛からないのでコストを最優先にして考えるのであれば、商用よりもふさわしいと言ってもいいでしょう。それよりも一番のメリットになるのが、自社用オリジナル機能を追加することによる機能拡張が容易にできるということです。これを実現するためには技術力が必要になりますが、欲しい機能を拡張することができるのは何よりもうれしいことです。
しかし、デメリットというのもありますので、十分に注意して利用してください。それ自体に不具合が生じたとしても誰のせいにすることができず、すべて採用企業の自己責任になります。何かあった時には自分たちで解決する必要が出てきます。また、海外製品の場合は日本語のドキュメントが充実していないということもあります。
商用はライセンス費用がかかる
コストという面において商用のものになるとライセンス費用がかかったりしますので、その分だけ費用をかける価値があるのかどうかをしっかりと見極める必要が出てきます。しかし、オープンソースと違って何かあった時にはメーカーや販売会社によるサポートを受けることができますし、Webサイト自体の構築についてもサポートしてくれることもあります。なお、ソースコードについては非公開にしていることが多いです。
オープンソースにも商用にも一長一短ありますので、どちらのメリットデメリットを相互比較しながら、自分たちが構築するサイトがどちらがふさわしいのかを決めてください。コストということだけで選ぶのはあまり好ましくありません。